サツキの挿し木の時は春に前年枝を挿すか 梅雨時に今年伸びた枝を使うか!?
サツキの挿し木で、挿し穂に使うのは
前年の枝を使うのか、今年伸びた新しい枝を
湿度の多い梅雨時期に行うのか
どっちがいいか、詳しく解説します。
目次
サツキの挿し木は挿し穂にして
サツキの挿し木は、春に前年枝を挿すか。
梅雨時に行うなら
伸びの止まった新しい枝を挿すのが一番良くて、
簡単な方法です。
- 今年伸びた枝を生育の止まっているところを選ぶ。
- 切り口はよく切れる鋭利なナイフなどで斜めに切る。
- 下半分に葉がついていれば取り除く。
- 切り口には発根剤をつける。
- 土に深さ半分くらい斜めに挿す。
梅雨時期にこれだけすれば良く
春に前年枝を挿す時期はまだ寒い日があり
10度以下になると
保温が必要な時もあるので、ひと手間かかります。
ですので、梅雨時に行うのが一番楽で確実。
- 挿し穂は先端に葉を2から3枚残して下葉を取り除き、
- 30分間水に漬けて水揚げした挿し穂。
- 植物成長調整剤「ルートン」を切り口にまぶす。
- 鹿沼土などに先端半分くらい、葉に土が触れるくらいに挿す。
- 十分に水をやる。
- 日陰で管理。
挿したあとにぎゅと土を押さえるのがコツで
挿すのは鉢の中央よりも鉢のふちのほうが良いようです。
日陰で管理なんですが
明るいところのほうが発根しやすいので
直射日光を避けた明るい場所で管理してます。
秋には発根するので5cmほどのビニールポットに鉢上げできます。
赤玉土に水を加えて寝ると団子状になる
それを挿し穂の根本をくるむように挿す
団子挿しというものもありますが・・・
誰もが行う
10cmの長さに切り上半分の葉を残し
葉が触れるまで斜め刺しして日陰で管理し
秋には発根する方法が良いですね。
団子挿しというのも試しに行ってみてもいいですね。
サツキの地植えは午前中お日様大好きな場所に
サツキの根は通気性を好み地表近くに根を張る植物なので
乾燥に弱いという特徴があります。
- 日当たりがよくて
- 夏には半日陰になる場所を選ぶ。
- 根鉢の3倍の植え穴を掘りよく耕す。
- 鉢から抜いた根株の土を半分くらい落とし根をほぐす。
- 浅く植える。
ということに注意をしてサツキを植えています。
庭植えの場合は、午前中には日があたり
腐植質があり水はけの良い場所を選んでいます。
お日様のあたりが良いが水はけがいまいち
なんて時には一段盛土して少し植えるところを
高くしてやるのもいいですね。
そんなことしなくてもいい場所は必ずあるもんなです。
植えるのに手間かけたくないし!
元気が良く育っているサツキは春になると
- 新しい芽を出し
- 梅雨の時期には新芽がかなり成熟してくる
- 梅雨の時期は湿度が高い
- 挿し木には最適な時期
充実して真っ直ぐな新枝を親木から切り取り
水に漬けてよく切れるナイフで切り戻す。
切り口を乾かさないようにするのが一つのポイント!
サツキは半日陰で水気の多い場所を好みます、
なので、少々肥料分が足りなくても日陰でも
花を付けてくれます。
真夏の暑い盛りに直射日光に当てたり、乾燥させてしまうと
サツキの勢いが衰えて枯れてしまうことが。
梅雨明けから秋の9月末頃までは木漏れ日が当たる
程度が良いのです。
肥料は花後と9月中頃に発酵済みの油かすを与えています。
間違っても
サツキは弱酸性を好み酸性に強いので
中和のための石灰はやらないですね。
鉢植えなら秋のお彼岸過ぎたら
日当たりの良い場所に移し光合成を
盛んにして樹勢をたかめてあげると良いです。
サツキは水を好みます、
水はけの良い土に植えてあればちょっと水が多くても
根腐れの心配はなくてその点、安心な植物、
むしろ乾燥のために
木の樹勢が衰え、枯れてしまうなんて
失敗のほうがありましたね。
真夏の水やりは
朝と夕方にたっぷりと水をやり
葉にもかけるくらいが良いです。
まとめ
今までサツキの特徴を掴まないで植えたり
していたのでとても反省しています。
- サツキはとても水を好む植物
- 乾燥が苦手な植物
- 根が浅い
この特徴を掴んで管理すれば失敗はないですね。
挿し木して増やすのも、時期と基本的な方法を
間違わなければ簡単にできて増やすことができます。
サツキの基本的なことを確認できたお陰で
ますますサツキを栽培することが楽しくなりそうです。
こう観ていくとサツキも慣れ親しんだ植物、
ぜひ上手に増やして楽しんでガーデニングを
して行きたいです。